台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~

台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~ キービジュアル台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~ キービジュアル

東京の魅力発信プロジェクトでは、2025年10月1日から12月28日にかけて、東京の「伝統」と「革新」が共存する台東・墨田エリアを舞台にした謎解きイベント「台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~」を展開し、台東区・墨田区それぞれの観光名所や店舗に設定された謎解きを通じて東京下町が持つ魅力の奥深さを発信しています。

謎解きを通じて東京下町の魅力を発信

本イベントは、東京下町の台東・墨田エリアに点在する歴史的な名跡や新たな文化を発信するイベントスポット巡りを通じ、東京下町の魅力を再発見してもらうことを目的としたプロジェクトとして企画されました。

「台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~」プロジェクト イメージ4

イベントの参加条件は、エリア内の主要スポットで配布される謎解きキットの入手のみ。謎解きは、ストーリー仕立てとなっており、主人公である参加者が、謎の男から『刻の書(ときのしょ)』に描かれた暗号を解き、未来へ受け継がれる浮世絵の完成を依頼されるところからスタート。蔵前・両国を含む南エリアを「初級ルート」、浅草・吉原を含む北エリアを「中・上級ルート」に設定し、謎解きのためのスポット巡りを通じて、両エリアが持つ新旧両面の魅力の認知拡大を図りました。

また、本イベントの開催期間中は、浅草東武ビジョンやスカイアリーナビジョン、東武線内の中吊り広告など、多方面で広告を展開しました。

「台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~」プロジェクト イメージ6

2つの下町が見せる異なる表情の“Old”と“New”

本イベントは、「謎解き×地域活性」で話題の謎解きクリエイティブチーム『KAGENAZO』によって、地域文化の魅力を堪能できる設計となりました。配布される謎解きキット内では、両エリアの“Old”と“New”にちなんだ名所や飲食店を紹介。台東・墨田エリアに足を運ぶ観光客へ、謎解きを通じて体験する両エリアの魅力を訴求しています。

蔵前・両国を含む南エリアの初級ルート、浅草・吉原を含む北エリアの中・上級ルートはともに90分前後の挑戦時間を想定。台東・墨田エリアの指定の電車や巡回バスが乗り放題になる「台東・墨田 東京下町周遊切符」、シェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」の利用を推奨し、スポットを巡りながら両エリアの魅力に触れる機会を創出しています。

「台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~」プロジェクト イメージ9

伝統と革新が共存するコアな下町の魅力を楽しんでほしい

「浅草や東京ミズマチ、東京スカイツリータウンといった『イーストTOKYO』を中心に展開した従来の企画から一歩踏み出し、両国や錦糸町、蔵前、奥浅草といった東武沿線外の地域に根差してきた魅力を押し出すチャレンジを試みました」と話すのは、今回のイベントを主催した東武鉄道株式会社の梁取佑輔さん。

人気の謎解きを取り入れた参加型のイベントへとかじを切った理由を「表情が違う2つの下町を楽しんでもらいたかったから」と語ってくれました。

「台東・墨田 謎解き時空旅絵巻 ~消えた浮世絵を追って~」プロジェクト イメージ12

「南エリアの初級ルートのメインスポットである錦糸町、両国、蔵前は、すみだ北斎美術館や旧安田庭園、東武博物館など、いわゆる歴史を知るスポットがそろっているエリアです。一方の北エリアの中・上級ルートは、奥浅草と浅草、東京ミズマチエリアが中心。華やかな観光スポットだけでなく、桜なべの名店や珍しい飴細工のお店、NHK大河ドラマの『べらぼう』で知られる吉原など、コアな下町の魅力に触れることができます」

伝統に触れられる街として知られている一方、両エリアは“今の東京”としての魅力にもあふれているという梁取さん。

「両エリアとも古いものを新しく見せるのがうまいんです。商業施設である東京ミズマチだけでなく、歴史的な文化と若者向けの文化を融合させた店舗やスポットも数多くあります。今回の謎解きを通じて、伝統と革新が共存する東京下町の魅力を楽しんでいただきたいですね」

本イベントでは、謎解きをしながらのスポット巡りを通じて、伝統が革新を生む東京下町エリアの魅力を発信することができました。

◆イベントサイト
https://taito-sumida-nazotoki.com/waiting/